幸せ祈る大しめ縄 和歌山城の迎春準備整う

年の瀬を迎え、和歌山市の和歌山城天守閣で28日、正月の準備が行われ、楠門(くすのきもん)の通称で知られる二の門に大しめ縄が飾り付けられた。

しめ縄は長さ約2・2㍍、一番太い部分の直径が約30㌢、重さは約7㌔。天守閣の職員6人の手で、門の上部、約3㍍50㌢の高さに取り付けられた。1月7日まで飾られる。

市勢の発展、市民の幸せを祈念する飾り付けで、戦災で焼失した天守閣が市民らの寄付で再建された翌年の1959年から、毎年続けられている。

楠門をくぐり、天守閣の入り口に進むと、三つ葉葵の幕の前に鏡餅と生け花も飾り付けられ、和歌山市のシンボルで新春を迎える人々を迎える。

市和歌山城整備企画課は「市民や訪れる人にとって良い一年になればという思いで準備した。ぜひ、新年は和歌山城に来ていただきたい」と話している。

 

楠門に大しめ縄を飾り付ける職員ら

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