新春の温かい贈り物 元旦の年賀状配達774万通

2023年の年賀状の配達が元旦から全国の郵便局で始まり、和歌山市一番丁の和歌山中央郵便局(野田哲也局長)では午前7時半から出発式が行われた。

野田局長は配達員らを前に「コロナの影響で、県外の家族や友人に会える機会が少なかったのではないか。そういったときだからこそ、形あるメッセージが喜ばれ、手紙やはがきをもらうことのうれしさや温かさを、年賀状を見て感じてもらえる」とあいさつ。来賓として出席した尾花正啓市長は「年賀状を今か今かと待っている多くの市民の方に、心のこもった便りを届けてもらえるようお願いしたい」と呼び掛けた。

式典を終え、配達員らは年賀状を積んだバイクに乗り、号令に合わせて、うららかな朝日に輝くまちへと出発した。

スマートフォンの普及などにより年賀状の利用は減少傾向が続いており、元旦の配達枚数は、同局が192万2000通、県内全体が774万通(前年比14・1%減)。近畿2府4県は1億6467万通(同14・4%減)、全国は8億8236万通(同14・3%減)となっている。

 

年賀状を積んだバイクで和歌山中央郵便局を出発する配達員ら

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