次の学年の準備を 和市の公立小中で始業式

冬休みが終わり、和歌山市で3学期制をとっている全ての公立小中学校・義務教育学校で6日、3学期の始業式が行われた。

同市秋月の市立宮小学校では、新型コロナウイルス感染防止のため、各教室で放送を通しての実施となった。

児童らは校歌を静かに聞いた後、スピーカー越しに田中いずみ校長の話に耳を傾けた。田中校長は「3学期は今年度の仕上げと次の学年への準備の期間。有終の美を飾るため、しっかりと走り切ることが大切」と伝え、「周りにありがとうの種をまくことで、楽しく幸せな生活を送れることは間違いないです。応援しています」とエールを送った。

今春卒業する6年2組のクラスでは、約30人の児童らを前に伊賀斗洋(となみ)教諭が「何かと『最後』という言葉が付きます。一日一日を大切にしながら無駄にしないように過ごしましょう」と呼び掛けた。

岩田未来さん(12)はこの日が誕生日だといい、「友達と遊んで、夜はケーキも食べる」と笑顔。小学校生活最後の学期については、「コロナ禍で減ってしまった他学年との交流や、中学生への準備として勉強を今のうちに頑張りたい」と意気込んだ。

同市以外の本紙エリア4市町立(岩出市、海南市、紀の川市、紀美野長)の小中学校の始業式は10日に行われる。

スピーカー越しに田中校長の話を聞く児童たち

スピーカー越しに田中校長の話を聞く児童たち

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