一年の芸術成果を披露 県文で和歌山高校展

和歌山県立和歌山高校(和歌山市新庄)の生徒が1年間の芸術分野の授業やクラブ活動の成果を発表する作品展が30日まで、同市小松原通の県民文化会館県民ギャラリーで開かれている。

芸術表現系列の1年生から3年生が授業で制作した絵画や陶芸、書道の他、同校の卒業生や職員らの作品計460点が並ぶ。

同校は1994年、全国に先駆けて総合学科に改編。個性を尊重した多様な授業選択ができる。

第75回県美術展覧会の洋画部門で入選した大岩咲媛さん(3年)の油彩画「想像力の欠如」と、同じく入選の平岡心那さん(同)の「はじめてのあいさつ」も展示。

大岩さんは「学校では、深めたい分野や夢中になれるものを探して勉強できるからこそ楽しいし、互いに切磋琢磨(せっさたくま)し合える」と笑顔。

家庭科の生徒は、手作りしたパペットで絵本の場面を再現。笑顔を浮かべたパペットからは、楽しそうな笑い声が聞こえそう。会場では、生徒が演奏したピアノやバイオリンの音楽が流れる中、書道部の力強い筆致や鮮やかな一瞬を捉えた写真部の作品など、自由な発想とセンスが光る作品を楽しめる。

午前9時から午後4時半(最終日は3時)まで。

高校生の感性が光る作品が並ぶ

高校生の感性が光る作品が並ぶ

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