楽しさ伝わる芸術作品 「桐蔭展」12日まで

和歌山県立桐蔭中学・高校(和歌山市吹上)の生徒が、芸術分野の授業やクラブ活動での1年間の成果を発表する「桐蔭展」が8日、同市小松原通の県民文化会館1階展示室で始まった。12日まで。

39回目の今回は、新型コロナウイルスの影響で2年ぶりの開催となった。会場には美術、書道、家庭、華道、写真の作品計約1050点がずらりと並ぶ。

書道作品では、生徒らが選んだ好きな歌詞の一節や百人一首、偉人の格言など、それぞれが思い入れのある言葉を力強く表現している。

家庭科の授業では、中学1年が「刺し子花ふきん」、2年は「エコバッグ」、3年は「絵本」、高校生は「布絵本」を制作。

フェルトや刺しゅうで作られた布絵本には、子どもが体験しながら読み進められるような仕掛けもたくさんある。高校2年の中裕加さん(17)も「絵本の中に美術館を作り、人形の女の子と一緒に美術館巡りができるような絵本を作った」と笑顔で話し、「自分で一から構成を考えたのですごく楽しかった。楽しみながら作った作品をぜひ見に来てもらいたい」と来場を呼び掛けている。

午前9時から午後5時まで。華道は11、12日のみ展示。

 

個性豊かな力作がずらり

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