県産食材でラーメン 雑賀小がTGCで販売へ

和歌山市西浜の市立雑賀小学校5年1組の児童31人は、地元食材を使ったメニューを提供する「~紀州蔵粋sui~」と「十割蕎麦やまみち」(同市万町)の店主、村畑圭悟さんとオリジナルラーメンを開発。11日に同市手平の和歌山ビッグホエールで開かれるファッションイベント「東京ガールズコレクション(TGC)和歌山2023」の屋外会場で販売する。

活動は、総合学習の授業で4月にスタートし、「和歌山ラーメン」について調査。店に行って味わい、作っている人に苦労や工夫を聞いてきた。県産の食材をあまり使っていないことに気付いた児童たちは、村畑さんと一緒に、県産食材たっぷりのオリジナルラーメンを作ろうと決めた。

試行錯誤を重ねて完成させたのは、スープに龍神村の和歌山コーチン、御坊市の天然塩、雑賀崎の小エビ、紀の川市のニンニクなどを、橋本市のゆの里の水でじっくり煮込み、麺は県産の小麦を使用したラーメン。和歌山市産のホウレンソウ、白ネギ、熊野ポークを使ったチャーシュー、有田川町の平飼い煮卵などをトッピングする。

「和歌山『うまれ』の『うまい』ラーメン」との思いを込めて「和歌うまラーメン」と命名。和歌山ビッグホエール駐車場のキッチンカーブースに出店する。店名は「和歌うまラーメン村」とした。

800円。午前11時から、100杯限定で販売する。

津村羽琉さんは「モデルさんも食べられるようにした、体に優しいラーメンです」とPR。田伏麻亜莉さんは「TGCには全国から人が来るので、和歌山の魅力を全力で伝えて、知ってもらって、和歌山県を有名にしたい」と意気込んでいる。

 

オリジナルラーメンを作る児童ら

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