実践の成果を共有 日本教育会県支部発表会

日本教育会和歌山県支部の教育実践発表会と講演会が4日、和歌山市西浜の県立和歌山工業高校で開かれ、教育関係者やPTA役員ら約100人が参加した。

講演会の冒頭で宮﨑泉県教育長のメッセージが読み上げられ、「県教育委員会では新たな教育施策として、各学校等における児童、生徒の主体的な取り組み、地域の実情に応じ、創意工夫を凝らした学校の活動を直接支援する『わかやまスクールパワーアップ事業』を開始し、今年度は35事業を採択している。子どもたちの健やかな成長を皆で支えていきたい」と伝えた。

続いて実践発表が行われ、小学校、中学校、高校、特別支援学校計5校の取り組みが紹介された。

和歌山市立小倉小学校の嶋田裕子校長は、米やトウモロコシ作り、陶芸体験など、地域と学校で行っているボランティアの活動について紹介し、「地域の方と共に楽しみ、一緒にワクワクしながら活動している。これからもコミュニティーの輪を広げていけるよう努めていきたい」と話した。

この他、わかやま子ども学総合研究センターの取り組みを、センター長である和歌山信愛大学の桑原義登教授が報告。また、近畿大学生物理工学部地域交流センター長で農学博士の仁藤伸昌さんによる基調講演「大学がもつ力を地域の教育に活かす」も行われた。

 

実践発表をする嶋田校長

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