「クラーケン」初確認 オミクロンの新変異
和歌山県は14日、新型コロナウイルスの新たな変異株「XBB・1・5」(通称クラーケン)の感染が県内で初めて確認されたと発表した。
クラーケンはオミクロン株の「XBB」(通称グリフォン)から変異したもので、アメリカやカナダ、ヨーロッパなどで流行し、日本では東京都や神戸市などで確認されている。ワクチンや感染によってできる中和抗体をすり抜ける性質があるとされ、感染率は高いとみられる。
県内で感染が分かったのは70代男性で、海外渡航歴はない。症状は軽く、入院はせず、すでに回復しているという。
8日に発表された県内の新規感染者は275人で、前週の同じ火曜に比べ41人減った。死者、新規クラスター(感染者集団)の発生はなかった。
直近1週間の人口10万人当たりの新規感染者数は、県全体が前日比4・5人減の242・7人。
県内の感染者は累計23万4261人。入院者数は126人、重症者は県基準で25人、国基準の該当者は6人。肺炎患者は53人、病床使用率は33・0%。
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