育児支援手厚く127億円 紀美野町23年度予算案

紀美野町は2023年度当初予算案を発表した。一般会計と特別会計、企業会計を合わせた予算総額は、前年度比528万9000円(0・0%)減のほぼ同額で総額127億4274万8000円となった。

一般会計は前年度比9590万円(1・2%)増の81億620万円。特別会計は前年度比8416万9000円(2・1%)減の39億4028万円。

同町は昨年度、「紀美野町子ども子育て応援宣言」を出し、子育て支援に関する施策をスタートさせた。本年度は、さらに子育て支援に力を入れていく方針で結婚新生活支援など各施策の新規事業予算を計上した。

一般会計の新規事業では、高校生世代応援手当支給事業に1800万円。16~18歳の子どもを養育している人に、子ども1人につき月額1万円を支給する。在学中に奨学金の貸与を受けた町内在住者の、奨学金返還の一部を助成する奨学金返還助成事業に1138万5000円。旧神野保育所の運動場や元町営住宅神原団地の跡地などを利用して住宅用地の分譲や賃貸住宅の整備を進める神原開発事業に2902万5000円、給食調理場新築事業に8181万8000円、自伐型林業普及推進支援事業に997万円など定住促進や産業も充実させる。

町当局は2月28日に開会した2月定例会で、23年度一般会計を含む26議案を上程した。

2月議会は3月22日までの23日間。7、8日に一般質問、9日に産業建設常任委員会、10日に総務文教常任委員会を予定している。

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧