一足先に春らんまん 県いけばな協会展

和歌山県いけばな協会展(岡田芳和会長)が8日、和歌山市友田町の近鉄百貨店和歌山店5階催事場で始まった。桜やオンシジウム、スイートピーなど春の息吹が感じられる花が生けられ、会場を華やかに彩っている。14日まで。前期(11日まで)、後期(12~14日)に分けて展示される。入場無料。

同会は県内で唯一、流派の垣根を越えた生け花団体として、1987年に設立。花展や体験教室を開催するなど、県内の文化振興に大きく寄与している。

会期中には会員約200人が1人席から大作席まで約120点を展示。御所車に桜やユキヤナギなどを生け、らんまんと春を演出した作品や、ツバキの力強い自然美を生かした「格花」など伝統と現代の美を追求した多彩な作品が並ぶ。

同市の土谷洋子さん(70)は「どの作品もきれいで、見ていてホッとする。春ですね」と笑顔。

岡田会長(55)は「一足早い春を味わいに来ていただければ」と呼び掛けている。

午前10時~午後6時半。ただし、前期最終日の11日は午後5時閉場、後期最終日の14日は午後4時に閉場。詳細は同協会(℡073・432・1087)。

 

一足早い春を演出

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