気軽に多文化体験 23日に「宮前国際音楽祭」
和歌山県立星林高校3年の土井智司さんが企画・運営する国際交流イベント「宮前国際音楽祭」が23日午後1時から、和歌山市中島の慶哉寺(きょうさいじ)で開かれる。土井さんが代表を務める実行委員会と県国際交流センターの共催。
土井さんは2年前、予定していた海外研修がコロナ禍で中止に。「コロナ禍でもできる国際交流はないか」と考えていた時、近くの和歌山朝鮮初中級学校からいつも聞こえていた音楽をヒントに、言語を問わず伝わる民族音楽での国際交流として同イベントを企画した。
「家から10分で体験できる国際交流」をテーマに、昨年5月に第1回を開催。地域住民ら約100人が来場した。2回目の今回は、同じ宮前地区の同センターと共催で開く。
出演アーティストは、中国古典舞踊の李薇さん、北インド古典舞踊のナリニ・トシュニワルさん、和歌山朝鮮初中級学校民族器楽部、沖縄舞踊のかりゆし会、唄三線のぐりこゆうこ、エイサーの琉風会と多国籍なメンバーがそろう。
当日は、中国古典舞踊や沖縄の伝統的な演舞をはじめ、北インド古典舞踊のカタックとラジャスタン(西インド)のフォークダンス、一昨年に結成された民族器楽部による美しい音色が披露される。
無料で参加できるワークショップ「世界の布でしおりをつくろう」もあり、出演アーティストの国のハギレを使ってオリジナルのしおり作りを楽しめる。
雨天時、会場は和歌山ビッグ愛(同市手平)8階の県国際交流センターに変更となる。
問い合わせは慶哉寺(℡073・471・0903)。
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