枡本敏さん水彩画展 8日~和歌山市で

和歌山市の枡本敏(さとし)さんの水彩画展が5月8日から14日まで、南牛町の枡本さん宅の2階ギャラリーBINで開かれる。

枡本さんは1955年生まれ。和歌山大学を卒業後、2015年まで35年間、市内の公立中学校で美術の教諭を務めた。個展の開催は、昨年に引き続き9回目。

枡本さんは現場で描くことを徹底。季節やその場の空気感などを感じ取りながら、何度も通って現場で作品を完成させるという。そこで出会う人との交流も楽しく、絵を通じてさまざまな会話ができることは大きな喜びになっているそう。

コロナ禍では特に身近なまちの風景に思いを寄せ、自宅からバイクを走らせて絵を描きに行くスタイルが定着。「和歌山への愛着は増すばかり。自分のすぐ近くに、描きたい場所は限りなくあることに気付きます」と枡本さん。

今展では和歌山で描いた作品を中心に、風景画約30点を展示する。柔らかなタッチで、優しい光が降り注ぐおだやかなまちの風景などを描写。はがきサイズに描いた花、小さな額に入れた犬やネコの絵も多数並べる。「絵を見ながら、ゆったりとしたひとときを楽しんでもらえれば」と来場を呼びかけている。

午前10時から午後5時まで。住所は南牛町2の1(牛町公園の東側)。問い合わせは枡本さん(℡080・3103・0461)。

 

「水路沿いの道」

 

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧