万博までに実証実験 県が空飛ぶクルマ計画
和歌山県は2025年の大阪・関西万博までの「空飛ぶクルマ」の実証実験を目指し、現在から万博までの「導入期」、万博以降2030年までの「成長期」、30年以降の「発展期」の三つの期間に分けて「県版ロードマップ・アクションプラン」を策定した。
25日の定例記者会見で岸本周平知事が発表。ことし2月に連携協定を結んだ総合建設コンサルティング会社㈱長大(東京都)と共に実験を進めていくとし、「まずは離着陸場の候補を決めていくところから」と説明した。
候補地としては、和歌山マリーナシティの旧わかやま館の跡地や南紀白浜空港の旧滑走路などを挙げ、「現実的に海沿いに離着陸場や運航ルートをリストアップしていきたい」と述べた。
県が想定する活用方法として「エアタクシー」「災害救助」「山間部・離島間移動」「娯楽・観光」の四つを挙げ、観光面で普及を進めながら順次、災害救助や物資の輸送などにも広げていくとした。
敗軍の将兵を語らず 衆院補選結果に知事
23日に行われた衆院和歌山1区補選で、自身が支援した門博文さんが落選したことについて、記者から受け止めを聞かれた岸本知事は「『敗軍の将、兵を語らず』のひと言。敗軍の将は兵を語ってはいけないと思っているのでコメントは差し控えたい」と述べた。
初当選を果たした日本維新の会新人で元和歌山市議の林佑美さんに対しては「県選出の国会議員の1人として協力関係を構築していきたい」と話した。
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