災害時のホテル提供で協力 アズマハウス

和歌山市は24日、不動産やホテル事業を手掛けるアズマハウス㈱(同市黒田、東行男社長)と、災害時にホテル施設の提供で協力する協定を締結した。

今回の協定では、大規模災害発生時などに被災者、帰宅困難者を受け入れるため、同社が市内に所有する和歌山アーバンホテル(黒田)、ワカヤマ第2富士ホテル(湊紺屋町)の2カ所の居室、風呂、寝具、トイレ、駐車場を、市からの要請に応じて提供する。

大地震などの他、感染症や大規模停電などの特定危機事象も想定した協定で、同社は食事代以外を原則無償で提供することになっている。

締結式は市役所で行い、尾花正啓市長と東社長が協定書に署名した。

尾花市長は、大規模災害時には避難所が足りなくなる事態が想定されるとし、「市民が安心して避難生活ができることが大事であり、ご協力いただけるのは大変ありがたい」と感謝。東社長は「うちのビジネスで市のお役に立てるのであれば協力する。要望があれば言ってもらいたい」と話した。

 

協定書を手に東社長㊧と尾花市長

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