和歌山城を背景に熱戦 プロレスイベント
和歌山市の和歌山城砂の丸広場で6日、初のプロレスイベント「お城プロレス」が開かれ、和歌山城をバックに迫力ある技の数々を決めていくプロレスラーの姿に、子どもから大人まで約300人の観客が歓声を上げ、大きな拍手を送った。
同イベントは、ニュージーランド出身で同市在住の現役プロレスラー、ディラン・ジェイムスさん(31)が「和歌山の人にプロレスの面白さを知ってもらいたい」と企画したもの。
和歌山を拠点に設立されたプロレス団体「紀州ぶんだらプロレス」のプロレスラーをはじめ、国内外から15人のプロレスラーが集結した。
広場には特設リンクが設けられ、ゴングが鳴るやいなや、プロレスラーたちはリング上で激しく体をぶつけ合ったり、コーナーから飛び降りながら技を決めたりと熱い戦いで観客を魅了。
子ども向けの体験イベント「ちびっこプロレス」も開かれ、参加した14人の子どもたちが、現役プロレスラーに教わる初めての体験に「楽しい」と口をそろえて喜んでいた。
イベントの締めを飾るメインマッチでは、ディランさんを含めた4人のプロレスラーがタッグを組んで対戦。個性あふれる登場で会場を沸かせ、場外乱闘を繰り広げるなど、終始熱い戦いで観客らを魅了した。
ディランさんは「歴史ある和歌山城でプロレスができてすごくうれしい。ことし中にまたお城プロレスができれば」と意気込んでいる。
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