フラメンコ春の祭典 21日ポルトヨーロッパ

和歌山市のフラメンコ舞踊家、森久美子さんが設立した「和歌山フラメンコ協会」による「フラメンコ・春の祭典inポルトヨーロッパ」が21日、和歌山マリーナシティ(同市毛見)で開かれる。同協会は、「フラメンコの素晴らしさを和歌山に広げたい」という森さんの思いと、300人以上の門下生の支えで2001年に設立され、21年に20周年を迎えた。22年には「和歌山市文化奨励賞」を受賞。同祭典はことしで23回目となる。

当日は、同施設の噴水広場で午前11時と午後1時からの30分間、本場スペインで毎年春に開催されるフラメンコの祭りを再現した無料の野外イベント「フェリア・デ・セビジャーナス」が開かれる。

「本場スペインの祭りの雰囲気を味わってもらいたい」と同協会が独自でプロデュースし、約50人の会員らが華やかなフラメンコを披露する。

今回は曲数を増やした他、大きなショールや帽子、カスタネット、扇子などの小物も多く取り入れたといい、森さんは「いろんなセビジャーナスを楽しんでもらいたい」と話す。

午後2時からインターナショナルシアターで開かれる「パッションフラメンコ~情熱のフラメンコライブ~」では、全国で活躍する屋良有子(ありこ)さんをゲストに招き、ギターや歌声、手拍子の生演奏に合わせて15人のダンサーたちが本場のフラメンコの情熱を伝える。

森さんは「フラメンコの素晴らしさを伝えたい」との一心で毎年開催しているといい、「『観て元気になった』というお声を頂くことも多く、たくさんの人に元気になってもらいたいと思っています。ぜひ多くの皆さんにお越しいただければ」と笑顔で来場を呼びかけている。

同ライブのチケットは一般2000円。中高生1000円。小学6年生まで入場無料。2人以上で鑑賞の場合、総額の半額になる。予約は同協会のメールか電話で受け付けている。

問い合わせは同協会(℡073・402・4331)。

 

スペシャルゲストの屋良さん(和歌山フラメンコ協会提供)

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