災害時に飲料水供給 ローレルと和市が協定
ろ過装置の製造や販売などを行う、総合水処理メーカーのローレル㈱(和歌山市谷、牧野哲也代表取締役)と和歌山市は、災害発生時における水の供給に関する協定を締結した。
同社は、「深紫外線ろ過装置車」を開発。プールなどの有害物質を含まない水源から水をくみ上げ、車両に搭載された装置でろ過や殺菌を行い、三つの蛇口から、最大で毎分計30㍑の飲料水を供給できる。
締結により、同市は災害発生時に、車両とスタッフの現場への派遣を要請できる。
締結式は同市役所4階の市長室で行われた。
尾花正啓市長は、一昨年の六十谷水管橋崩落時の水供給の重要性を振り返り、「飲める水の供給は心強い限り。今後とも協定を基に、災害時や断水時に活用したい」と感謝。
牧野代表取締役は、「市のために何かできることを考えた。水で市に協力できるのがうれしく、責任も感じている。災害時に皆さんに喜んでいただきたい」と話した。
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