青少年交流等加速へ 二階氏ベトナム公式訪問
日本とベトナムの外交関係樹立50周年を記念し、日越友好議員連盟会長の二階俊博衆院議員(和歌山3区)を団長とする政財界の約100人が4~8日、ベトナムを公式訪問した。二階氏は、2月に就任したヴォー・ヴァン・トゥオン国家主席をはじめ要人らと会談し、地方間や青少年、農産品分野での両国の交流の加速などで一致した。(写真は二階事務所提供)
二階事務所によると、5日のチン首相との会談で二階氏は、2021年に県産温州みかんのベトナムへの輸出が解禁となり、2年目の今シーズンは輸出量が約30㌧に急増したことに謝意を述べた。さらに、次世代の友好関係強化に向け青少年の交流を加速させることを提案し、7月に県とベトナムの高校生の交流事業を実施することで合意。また、次の農産物の輸出品として日本政府が推進するブドウについて、ベトナム政府の理解を求め、科学的検証を加速化させることで一致した。
チュオン・ティ・マイ共産党常務との会談では、ベトナムの国花であるハスが話題となり、ベトナムの国会議員団と共に、日本から持参した「大賀蓮」の記念植樹を行い、日越友好の発展を願った。
8日に行われたトゥオン国家主席との会談でも、青少年の交流推進で一致。トゥオン主席は年内の訪日の意向を示し、二階氏はこれを歓迎し、帰国後、政府と調整に入る考えを伝えた。
二階氏は同日、県の下宏副知事と共にグエン・ヴァン・フン文化・スポーツ・観光大臣とも会談。その席上、ベトジェットエアが7月に南紀白浜空港にチャーター便を運航することが発表され、県とベトジェットエアの覚書調印に、二階氏とフン大臣が立ち会った。
現地での日程を終え二階氏は、「約3年ぶりの訪問を通じ、ベトナムがこれからもさらに躍進・繁栄する確信を得た。今後ますます、日本にとってベトナムとの交流が重要となることは間違いない。さらなる国民同士の交流を期待したい」と述べた。
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