WAKAYAMA NEWS HARBOR
和歌山さんぽみちプロジェクト

「いちごジャム」の作り方

前号では、バランスの良い甘味と酸味が特長で、ケーキやジャムにして食べてもおいしい「紅ほっぺ」を取り上げた。シーズン終盤となったこの時期、ジャムにして食べるのに適した小粒のいちごが出回る。今週は、いちごジャムの作り方を紹介したい。
作り方は極めて簡単。まずは、果実を水洗いし包丁でヘタの部分を取る。ジャムにする果実の総重量を量る、30%の量の砂糖を用意する。鍋の中に果実を入れ、その上から砂糖をまぶし、さらにレモン果汁をかける。レモン果汁は果実300㌘につき大さじ1杯程度。
軽く混ぜ、1時間程度寝かせることで砂糖が溶け、果実から水分が出てくれば、中火にかけコトコトと煮る。アクが出てきた場合はすくって取り、30分程度煮詰めると鮮やかな赤色になる。とろみがついてくれば出来上がりとなる。
瓶で保存する際は、あらかじめ煮沸消毒しておいた瓶に入れる。軽くふたをした瓶を1分程度煮沸し、熱いうちにきっちりとふたを閉め、逆さまにして冷ますと長期間の保存が可能となる。
今回、果実のサイズが大きめであったため、煮詰めた後にやや大きめの果肉が残ったが、小粒の果実を使用すれば、市販されているような仕上がりになるだろう。
使用したいちごは「まりひめ」。甘味が際立ち、酸っぱさは少ない。食パンなどに付けて食べるのも良し、ヨーグルトにかけるソースとして食べるのも良し。とてもおいしくいただくことができた。
シーズン終盤。この時期だからこそ楽しめるジャム作りをぜひ。
(次田尚弘/和歌山市)