祭典で情熱の踊り 和歌山フラメンコ協会

和歌山フラメンコ協会(森久美子会長)が主催する「フラメンコ春の祭典inポルトヨーロッパ」が21日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティであった。噴水前広場では、本場スペインで毎年春に開かれるフラメンコの祭りを再現した「フェリア・デ・セビジャーナス」を披露。華やかな衣装をまとった会員約50人が輪になって情熱的な踊りで魅了し、本場さながらの熱気に包まれた。

同協会は21年に20周年を迎え、昨年度の「和歌山市文化奨励賞」に選ばれている。

23回目を迎えた今回の祭典は、曲数を増やした他、ショールや帽子、カスタネット、扇子などの小物も多く取り入れ、踊りのアクセントにした。

この日は快晴に恵まれ、県内外から大勢の家族連れらが来園。会員たちがテンポのよい陽気な音楽に乗せて異国情緒たっぷりに舞うと、来園者は携帯電話のカメラや動画に収めていた。岩出市から訪れた女性(55)は「皆さんすてき。この施設の雰囲気にもぴったりで、情熱が伝わってくるようでした」と笑顔だった。

その他、施設内のインターナショナルシアターで、世界的に活躍する舞踊手の屋良有子さんを迎えたフラメンコライブも開かれ、ギターと歌声の生演奏に合わせて迫力のあるステージを届けた。

本場さながらの情熱的な踊りを披露する森会長㊧ら

本場さながらの情熱的な踊りを披露する森会長㊧ら

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