憩いの水軒川を美しく 住民と花王が清掃

地域の憩いの場となっている川をきれいにしようと、地元のまちづくりグループや自治会、花王㈱和歌山事業場(和歌山市湊)の従業員が合同で27日、水軒川の河川敷清掃を行った。

参加したのは、砂山地区のまちづくりに取り組む「NPO法人砂山バンマツリ」(樫原雅忠代表理事)と地元の湊御殿南ノ丁自治会のメンバーら約30人、水軒川に沿って立地する同事業場の従業員54人。

活動は2013年から同NPO法人が主催し、毎年夏と冬の2回実施。同事業場は2015年から参加している。コロナ禍までは300人が集まり大規模に行っていたが20年は中止、21年から人数を制限し、清掃するエリアを各団体ごとに分けていた。

今回は昨年に比べ参加人数を倍増。水軒川に架かる北橋から魁橋(さきがけばし)にかけての両岸約2㌔のごみ拾いに加え、これまで3年間できなかった草刈りも行った。約2時間で45㍑のごみ袋約150個分が集まった。

樫原代表理事(78)は「ここは季節の花が咲き、近隣住民が散歩などで訪れる憩いの場所。同じエリアで生活するみんなの顔を知り、絆を深める良い機会になっている」と笑顔。

同事業場の飯塚直樹地区サービスセンター環境課長(55)は「社員に募集をかけるとすぐに反応があり、地域とのつながり、環境保全についての意識が高くなっている。これまでのようにたくさんの人数が参加できる日が早く来てほしい」と話した。

 

清掃作業を行う従業員ら

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