四箇郷がV 全日本学童軟式野球県大会

高円宮賜杯第43回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントの和歌山県大会が、有田川町のなぎの里球場などで開かれた。27日の決勝では、四箇郷少年野球クラブが、日高少年野球クラブを4―1で下し優勝。全国大会への出場を決めた。

四箇郷
日高

同大会には、県内各地方での予選を勝ち抜いた全16チームが出場した。四箇郷は1回戦で芳養クラブ(西牟婁1位)を10―0、2回戦で大野内海スポーツ少年団(海草2位)を16―0、準決勝で湯浅少年野球クラブ(有田1位)を4―3と、3試合で合計30得点と打線が爆発。日高少年野球クラブ(日高1位)との決勝戦へ進出した。

決勝戦は、1回表に深瀬の左翼線への三塁打で好機をつくり、2死三塁となって上西の中前適時打で先制。3回には尾崎の安打、森本の二塁打などで満塁とし、高橋のバントの間に1点を追加した。3回裏にはスクイズで1点を返されるも、5回、深瀬に中越走本塁打が飛び出し3点目。さらに6回には、相手の失策と尾崎の適時三塁打で4点目を挙げた。投げては高橋が6回被安打2、1失点の好投。投打がかみ合って、日高少年クラブを4―1で破り、全国大会への切符をつかみ取った。

全国大会の高円宮賜杯第43回全日本学童軟式野球大会マクドナルド・トーナメントは、8月5日から、東京都新宿区の明治神宮野球場などで行われる。

雑賀寛監督は「チーム一丸となって戦えたのが優勝につながった。うれしい以外に何もない。子どもたちを褒めてあげたい」と話し、全国大会は「一戦必勝」と意気込んだ。

上西翔彪(とあ)主将は、「練習を精いっぱい頑張り、監督やコーチのおかげで優勝できた。全員野球で全国優勝を目指して頑張ります」と話した。

同チームの県大会優勝は3年ぶり。3年前には新型コロナの影響で全国大会が中止されたため、全国大会出場は約25年ぶりとなる。

同チームのメンバーは次の皆さん。

代表者=中村正司▽監督=雑賀寛▽コーチ=山﨑好基、田中航馬▽選手=上西翔彪、垣本琥太郎、山口裕誠、田中快虎、尾崎蒼、深瀬圭偉、森琥珀、高橋楓磨、迫田登真、森本梁太、大仲一絆

優勝した四箇郷少年野球クラブのメンバー

優勝した四箇郷少年野球クラブのメンバー

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