日頃の練習成果を発揮 県美容技術選手権

組合員の技術向上と美容業界の発展を目指し、県美容業生活衛生同業組合(村田博文理事長)は19日、和歌山ビッグ愛1階展示ホール(和歌山市手平)で、第53回県美容技術選手権大会を4年ぶりに開いた。

組合員と和歌山高等美容専門学校、IBW美容専門学校の学生、計79人が出場。村田理事長は「結果は自分に返ってくる。日々の練習の成果を存分に発揮してください」とあいさつし、学生らは日頃の練習の成果を披露した。

大会は学生と一般の部があり、「カット」やパーマのロッドを巻く「ワインディング」、「留袖着付」などの4種と、展示する「ネイル」や「ヘア&メイク」作品を順位付ける2種の計6種類。

「カット」と「ワインディング」では合図とともに一斉にスタート。20分の制限時間内に完成させるべく、緊張した面持ちで取り組んだ。

カットは基本の「ボブカット」を披露し、審査員は見た目や規定通りにカットができているかをチェック。ワインディングでは上巻き、下巻き、しっかりと巻かれているかなどを確認しながら一つひとつ、採点していった。

IBW美容専門学校の猪狩沙智さん(19)は「緊張して手が震えた。左右対称にはできた。ゴム掛けが練習通りいかなかったけど楽しめました」と笑顔。村田理事長は「大会を通じて学生たちがステップアップしてくれて美容業界がもっと盛り上がれば」と話した。

一般の部で優秀な成績を収めた出場者は10月24日に広島県で開かれる全国大会へ出場する。

優勝したのは次の皆さん。

【ワインディング】前山月菜(IBW)【カット】林胡春(高等美容学校)【留袖着付】鳥羽里佳(高等美容学校)【留袖着付ボディ】畑口優愛(すゞよ)【カット&ブロー】千本華奈代(すゞよ)【ネイル】竹内恵未(Dears)【ネイル】山際里奈(Dears)

時間内にロッドを巻いていく学生たち

時間内にロッドを巻いていく学生たち

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