渾身の美術作品並ぶ 第71回和歌山市展開幕

和歌山市などが主催する第71回市美術展覧会が28日、同市七番丁の和歌山城ホール展示室で始まった。

オープニングセレモニーには来賓や審査員らが出席。テープカットが行われ、尾花正啓市長は「高校生を含む幅広い世代から、創意工夫あふれるたくさんの素晴らしい作品の応募があった。作者がひたむきに制作活動と向き合い、結実した渾身(こんしん)の作品を楽しんでほしい」とメッセージを寄せた。

今回は全7部門で217点の一般応募があり、入賞24点、奨励賞24点、入選144点が選ばれた。4会期に分け、入賞入選作品と無鑑査、招待、審査員の作品計391点を展示する。第1会期は「日本画・工芸・いけ花」で、7月3日まで開かれる。

うるし工芸を学んでいるという泉南市の70代女性は「作品の格式がすごく高くて素晴らしい」と一つひとつの作品をじっくり鑑賞していた。

第2会期「書道」は5~10日、第3会期「洋画」は12~17日、第4会期「写真・彫塑」は19~24日。いずれも午前10時~午後5時。各会期の日曜の午後1時半~3時には、審査員が展示作品を解説し、質問に応じる「ギャラリートーク」がある。各部門の受賞者は7面掲載。

 

作品をじっくり鑑賞する来場者

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