海南市の豪雨災害復興へ サンコーが寄付

5月に和歌山県経営者協会の「アントレプレナー(起業家)大賞」に選ばれた、海南市大野中の㈱サンコー(角谷太基代表取締役)は、その報奨金30万円を同市に義援金として寄付した。

6月2~3日の、線状降水帯による豪雨の影響で甚大な被害を受けた同市の復興に少しでも役に立てばと寄付を決めた。

同賞は独創的で市場性のある事業を展開している企業や経営者を表彰するもの。サンコーは生活用品の企画、製造、販売を手掛ける。「人の心に貯金する」を経営理念に、年間1万通以上届くアンケートはがきをはじめ顧客の声に徹底的に耳を傾け、生活を豊かにするような数々のアイデア商品を生み出している。

このほど同市役所で寄贈が行われ、角谷代表から神出政巳市長に目録が手渡された。角谷代表は社内で報奨金の活用方法を検討していたところ、全員一致で海南市で水害に遭った地元へ見舞金として使わせてもらおうと決まったといい、「地場産業の一員として、地域の人にお世話になっている。少しでも被災した人の役に立てれば幸いです」と話した。

神出市長㊧に目録を手渡す角谷代表(サンコー提供)

神出市長㊧に目録を手渡す角谷代表(サンコー提供)

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