古代とベトナムのハス 平池公園で2種見頃

和歌山県紀の川市貴志川町の平池緑地公園で、大賀ハスとベトナムハスの2種のハスが花の季節を迎え、ピンク色の大きなつぼみと、一部の花の開いた姿を見ることができる。

大賀ハスは約2000年前の地層から発見された種子が発芽した古代種で、同公園には、美浜町の和歌山大賀ハス保存会から分根されたものが2010年に植栽されている。ベトナムハスは13年に越日友好議員連盟から同市に贈られ、15年に分根された。

ハスはベトナムの国花であり、同公園は日越友好の地となっており、19年にはグエン・スアン・フック首相夫妻(当時)ら政府要人が訪れたこともある。

2種のハスは6月から9月にかけて咲き、長く楽しめる。「和歌山の朝日・夕日100選」に選ばれているスポットでもあり、陽光が湖面とハスを照らす光景も見られる。

 

ふっくらしたつぼみが並ぶ大賀ハス

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