粉河祭の安全を祈願 4年ぶり開催へ関係者ら
和歌山県紀の川市粉河の中心部で29、30日に4年ぶりに行われる「粉河祭」を前に、粉河産土(うぶすな)神社で16日、安全祈願祭が行われた。
粉河祭は同神社の祭礼で、紀州三大祭の一つ。県の無形民俗文化財にも指定されている。
ことしは7年ぶりに渡御行列も予定しており、安全祈願祭には保存会をはじめ、各町のだんじりの運行責任者や、渡御行列に出る渡り物を出す各座や講の関係者ら約30人が参加。社殿で、蒲梓(がま・あずさ)宮司が祝詞を読み上げた後、参加者は玉串をささげ、祭りが滞りなく無事に行われることを願った。
祭り開催に向けて、粉河祭保存会の箕輪光芳会長(72)は「4年ぶりとあって、感覚を取り戻すのに苦労します。とにかく事故のないよう、安全な開催を願うばかり。『いよいよ』という思いで気持ちが引き締まります」と話していた。
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