個人・団体で全国大会へ 貴志少年剣道クラブ

和歌山市の貴志少年剣道クラブ(小杉栄樹代表)の古川瑚子さん(12)、大嶽穂乃佳さん(12)、山本新之助さん(12)が、27日に東京都千代田区の日本武道館で行われる全国大会の小学生の部に、県代表チームとして出場する。古川さんと山本さんは10月15日に埼玉県上尾市の県立武道館で行われる全国大会の個人戦にも出場予定。全国大会に向けて、稽古にも熱が入る。

3人は、4月末に和歌山市西浜の松下体育館で開かれた全日本剣道道場連盟主催の全国大会県予選の団体戦で優勝。小学3年生以上の男女が混合で戦う3人制の団体戦に、先鋒・古川さん、中堅・大嶽さん、大将・山本さんで挑んだ。

準決勝、決勝ともに本数勝負の激戦を制し、県内28チームの中で優勝。同クラブは創設46年目にして、同大会の団体戦で初優勝。全国大会への出場は2年連続となる。

野崎小学校6年生の大嶽さんは地道な努力が実り、全国大会へは初出場。「技や、素早く細かな足の使い方を先生たちが教えてくれたおかげ。面が得意だが、小手も確実に決まるように上達させたい」と意気込んでいる。

個人戦の「全国道場少年剣道選手権大会」の県予選は6月4日、御坊市薗の御坊市立体育館で4年生以上の小学生男女別のトーナメント戦で行われた。

古川さんは24人の中で優勝し、山本さんは55人の頂点に立った。

藤戸台小学校6年生の古川さんは、開始すぐに相手に応じて戦略を立てることができ、相面が素早い。「先生に感謝。得意な相面をさらに磨いて、団体も個人も全国優勝したい」と話した。

同じく藤戸台小学校6年生の山本さんは「これまでの全ての試合を全国大会に生かして優勝したい」と意欲的。5月の県代表選手選考大会も優勝し、9月に大阪市で行われる5人制団体の県代表チームにも選出されている。

全国大会団体戦小学生の部にはこの他、湯浅剣心会A、吉備剣道クラブA、宮剣志舘A、湯浅剣心会B、河南剣道クラブA、城山台剣友会が出場する。

 

団体戦で全国大会に挑む(左から)大嶽さん、山本さん、古川さん

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