向陽8強ならず 一時1点差も序盤の失点重く

【3回戦・第1試合】

新宮
向陽

〔新〕河村、丸石、河村―泉〔向〕齊藤、阪上、山田、齊藤―薗口▽二塁打=泉、平井、坂地(新)、堀端、堀(向)

第105回全国高校野球選手権記念和歌山大会は11日目の22日、和歌山市毛見の紀三井寺公園野球場で3回戦3試合があり、第1試合では向陽が新宮に5―9で敗北。第2試合は桐蔭が高野山に6―5でサヨナラ勝ちを収めた(詳報は後日掲載)。

向陽は2回表、先発の齊藤が6本の安打を許すなど、一挙5点を先制される。3回からは阪上が登板するも、三者連続の四球で山田に交代した。山田は9番・中道に押し出しの四球を与えるも、上位打線を3人切り。無死満塁を1失点で切り抜ける好救援を見せた。

するとその裏、向陽は先頭の立尾がチーム初安打となる二安で出塁し、堀の犠打で進塁。続く1番・堀端に右翼線への適時二塁打が飛び出し、1点を返した。さらに4回裏には、2死三塁から山田と立尾の連続適時打で2点を追加。堀も左中間への二塁打で続き、二、三塁とすると、1番・堀端の打球を遊撃手が失策。さらに2点を追加し、1点差に迫った。

向陽の山田は4回以降も粘りの投球を披露。しかし7回に新宮打線につかまり3点を失った。その後はエースの齊藤が再登板し、9回まで無失点も、向陽は打線がつながらず。5回以降を無得点で終え、3回戦で姿を消した。

向陽の白樫和久監督は、山田投手の投球をたたえ、最後の夏を終えた3年生について、「いつも通り前向きに、よく頑張ってくれた」と話した。

好救援を見せた山田投手

好救援を見せた山田投手

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