おばちゃんに感謝を 桂枝曾丸さん提案の祝賀会
パワフルで人なつっこく、地域に欠かせない存在の「おばちゃん」をたたえようと、和歌山市の落語家・桂枝曾丸さんが提唱する「おばちゃんの日」の祝賀会が7月30日、和歌山市のみその商店街で開かれた。
枝曾丸さんは、白髪交じりの女性のかつらをかぶり、元気と優しさいっぱいの和歌山のおばちゃんになり切り、和歌山弁落語を演じるなどの活動を始めて27年。語呂合わせで「おばさん」となる8月3日を「おばちゃんの日」に制定しようと、祝賀会を毎年開いている。
ことしの祝賀会は同商店街のイベント「みそのマルシェ」との同時開催。オープニングトークで枝曾丸さんは、昔の子どもは家族よりも近所のおばちゃんに叱られたり、世話になったり、「あけすけな時代やった」と話し、「今の時代が置き忘れてきたものがないか。おばちゃんに『ありがとう』と言う日をつくろう」と呼びかけた。
会場では、「くよくよしても甘いものひとつで立ち直れる回復力」や「一円の安さで遠方にまで買い物に行く行動力」など、おばちゃんの素晴らしさをうたった「おばちゃんの日憲章」を来場者と共に読み上げ、事前に募集した「和歌山のおばちゃん塗り絵」の表彰、フライングディスクとボッチャを組み合わせた生涯スポーツ「フライング∞(エイト)」の体験などが行われた。
最後に300個のパンまき、お菓子まきがあり、会場は歓声と熱気でいっぱいとなった。祝賀会の様子は3日夜、ユー・チューブの「桂枝曾丸チャンネル」で配信される予定。
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