世界遺産保全に KDDIが県協議会に寄付
通信大手のKDDI㈱は2日、和歌山県世界遺産協議会(会長=岸本周平知事)に54万7910円を寄付した。寄付金は世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」の保全と活用の事業に役立てられる。
同社は、社員の社会貢献活動によって積み立てたポイントを金額に換算し、社員が推薦する慈善団体などに寄付する「+αプロジェクト」に2008年から取り組み、今回もその一環で、同協議会への寄付は10回目となった。
同社は熊野古道を保全する「道普請」や清掃活動にも10年から継続して参加し、ことしも5月に関西地区の社員とその家族ら約50人が活動している。
寄付金の贈呈式は県庁知事室で行われ、同社の江口高介関西総支社長が岸本知事に目録を手渡し、岸本知事は感謝状を贈った。
江口関西総支社長は「道普請は、世界遺産の修復に素人の私たちが参加できる他にない体験で、ものすごく意義深いこと」と述べ、岸本知事は来年が高野・熊野の世界遺産登録20周年の節目であることを紹介し、「ちょうどこのタイミングで世界遺産に対する寄付を頂き、大変ありがたい」と感謝した。
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