4年ぶり盛大に 西庄ふれあいの郷で夏祭り

地域で交流することで、障害のある人への理解を深めてもらおうと、和歌山市西庄の「ふれあいの郷多目的広場」で6日、夏祭り「ふれあいの郷・夏の夕べ」が開かれた。

社会福祉法人つわぶき会が運営する西庄の障害者総合施設、綜成苑と綜愛苑、西脇と木本地区連合自治会、市障害児者父母の会などでつくる実行委員会が主催。毎年恒例のイベントだったが、コロナ禍で3年間中止となり、4年ぶりの開催。

この日はボランティア、職員など約130人がスタッフとして参加。会場には焼きそばやから揚げなどの模擬店が並び、地域住民や施設利用者など1000人を超える来場者でにぎわった。

開会式では、実行委員長を務めた社会福祉法人つわぶき会岩橋正悟理事長が「再び盛大にお祭りが行えるのは地域の皆さまのご理解、ご協力があったからこそ」と感謝を述べ、「夏の夕べを思いっ切り楽しく過ごしましょう」とあいさつ。ステージでは西脇中学校で、人のために何ができるか考え行動するボランティア活動を行うJRC部が、K-POPやアイドルのダンスを披露。日頃、学校や地域で行っている清掃や花を植える活動についても紹介した。

50歳以上のシニアチアダンスチーム「キャサリン・ラビット」は、カラフルな衣装で登場し、元気なパフォーマンスを見せた。最後は来場者に振り付けを教え、みんなで一緒に踊り会場を盛り上げた。

その他、婦人会・職員による輪踊り、横山恭治バンド・もりこまあるピュアハートによるミニライブ、カラオケや抽選会も行われた。

西脇地区連合自治会の木本貢会長は「やっと開催できて良かった。同じ地域にいても日頃、接する機会は少ないので、こういう場で交流することは重要」と話した。

会場を盛り上げるキャサリン・ラビット

会場を盛り上げるキャサリン・ラビット

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