ごみの減量考えて 海南市職員が出前授業

海南市は17日、同市下津町方の大東小学校で、同校の学童保育に通う児童23人に、ごみの出前授業を開いた。

ごみの減量化を周知啓発するため、同市クリーンセンターの職員らが、同市のごみの現状や種類ごとの処理方法、減量するためには何をすればよいかなどを話した。

同市環境課クリーンセンター廃棄物処理班の田尻佑介さんは、ごみを減らすには4R「減らす、再利用、再資源化、断る」と「使い切る、食べ切る、水を切る」の行動が大事だと説明。

生ごみの80%は水分だといい、出す前に水切りをすれば、ごみの減量化や処分コストの低減につながると話し、ペットボトルを利用した、簡単に水切りができる道具を紹介した。

また、「ごみが増えると地球はどうなるか」について説明。「地球温暖化とは何か知っていますか」の問いかけに、児童らは「知りません」と答えた。二酸化炭素は地球から逃げる熱を閉じ込めてしまうこと、モノを燃やすことで増え、温暖化が進むことなどを話し、「きょうをきっかけにごみについて考えてもらい、減らすことを家族で話し合ってほしい」と呼びかけた。

5年生の岩本妃茉莉さん(10)は「ごみが地球の温度を上げているなんて知らなかった。きょうのことを家族に話してきちんと分別していきたい」と笑顔だった。

 

ペットボトルを利用した水切りを完成させる児童

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