医療情報どう生かす 青洲リンクが講演会

きのくに医療連携システム青洲リンク協議会は、発足10周年を記念した講演会を9月9日午後1時半から、和歌山市紀三井寺の県立医科大学講堂で開く。

「医療情報を活かす未来へ~あなたの情報を安全に活用するためには~」をテーマに、Zoomを使いオンラインでも実施する。

青洲リンクは、紀の川市出身の医聖・華岡青洲にちなんで名づけられた県内の医療連携ネットワーク。今までに受診した医療機関の投薬・検査・画像などの診療情報を県内の参加医療機関間で必要時にシステムを使って共有し、災害が発生した場合でも、安心・安全で質の高い医療サービスを提供することを目的としており、県内の中核病院、地域の病院、診療所などの医療機関がつながっている。

講演会は2部制。第1部はNPO法人和歌山地域医療情報ネットワーク協議会の入江真行理事長が「青洲リンク稼働10年~助走から稼働後を振り返る~」を演題に話す。パネルディスカッションもあり「自分の医療情報はどう使う、はじめてでもわかる青洲リンク、きのくに電子お薬手帳、PHR(パーソナルヘルスレコード)アプリの活かし方」をテーマに意見交換する。

第2部では、千葉大学医学部付属病院患者支援部特任講師・厚生労働省健康局参与(デジタル化担当)の島井健一郎氏が「保健医療介護福祉分野のDX潮流を踏まえた情報化地域社会の協創」について話す。

参加費は無料で広く参加を呼びかけている。医療情報技師がホームぺージから申し込み、参加・申請すると、3ポイントが付与される。

事前申し込みが必要。定員は会場500人、オンライン500人。

申し込みはホームぺージからか、電話かファクスで青洲リンク事務局(℡&FAX073・441・0858)で名前、住所、参加人数を伝える。9月6日正午締め切り。問い合わせも同じ。

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