上原さんに警察協力章 サイバー犯罪対策で
長年にわたって警察活動に献身的に協力し、多くの業績をあげたとして、和歌山県警察サイバー犯罪対策アドバイザーで立命館大学情報理工学部教授、上原哲太郎さん(56)が「警察協力章」を受けた。24日には県警本部で、山﨑洋平本部長から伝達が行われた。
警察協力章は、警察庁長官から部外協力者に与えられる、警察における民間人への最高位の表彰とされている。
上原さんは主にシステムセキュリティを研究しており、和歌山大学にシステム工学部が開設された1996年に、専任講師として来和。2002年に、同アドバイザーに委託されてから21年間、警察職員に対しての講義や研修、捜査に対する助言などで、警察活動に大きく貢献してきた。
伝達式を終えて上原さんは、大変栄誉な章だと喜び、「今後も警察内での再教養の手伝いができたらいい」と意欲的。今後のサイバー社会について、実社会との犯罪基準の微妙なずれを埋める必要があるなどと話した。
ことしの警察協力章の受章者は、全国で41人(うち近畿6人)。表彰は1962年に始まり、県内の受章者は37人目。
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