長く安全運転を リハビリ兼ねた講習参加募る

高齢者にできる限り安全に運転を継続してもらおうと、和歌山県作業療法士会と県理学療法士協会は9月22日、和歌山市湊の和歌山ダイハツ販売大浦店で講習会「あなたの安全運転を守りたい~運転を長く続けるために必要なこと~」を開く。

免許を保有する高齢者とその家族を対象に、安心・安全に運転を継続するために必要なことを体験し考えてほしいと企画し、昨年に続き2回目。

脳と体のトレーニングや、サポカー(安全運転サポート車)やドライビングシミュレーターの体験などを行う。

高齢化が進む県では運転免許保有者のおよそ4人に1人が高齢者。移動手段として自動車が欠かせない和歌山県の免許返納率は、全国で最下位となっている。

高齢ドライバーによる人身事故や逆走行などのトラブルが増え、特に後期高齢者においては死亡事故につながることが多い。視力や聴力、認知機能の低下、運動機能の衰えなどが影響して判断が遅れ、事故に至るケースがある。

そこで、高齢者の身体・認知機能に関して知識、経験を有する両会が共催し、和歌山ダイハツ販売㈱と日本自動車連盟(JAF)が協力。「リハビリ×自動車運転」のコラボ企画が実現した。

午後2時~4時。参加は無料。定員は先着15人(同行者1人まで)。

申し込み、問い合わせは県理学療法士協会事務局(℡073・499・5000)。申し込みフォームからも申し込みできる。

昨年初めて開かれたイベント(県作業療法士会提供)

昨年初めて開かれたイベント(県作業療法士会提供)

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