日鉄物流ブレイザーズ日本一 実業団卓球選手権

日鉄物流㈱の卓球部・日鉄物流ブレイザーズ(和歌山市湊)は、7月に岐阜県の岐阜メモリアルセンターで行われた、全日本実業団卓球選手権の男子団体戦で初優勝。同大会でのこれまでの最高成績は準優勝で、頂点を目指して練習を重ねてきた。ことしで創部50周年を迎えたチームが、悲願の日本一を達成した。

大会には、各都道府県の予選を勝ち抜いたチームや、推薦を受けたチームなど、全国から125の実業団チームが出場した。4シングル1ダブルス(3番目にダブルス)の3点先取法で行われ、3チームのリーグ戦の後に、リーグ戦を制した39チームにシード8チームを加えた47チームでトーナメント戦が行われた。

県からはブレイザーズのみが出場し、杉井孝至監督(54)の下、松下海輝主将(29)、藤村友也選手(29)、定松祐輔選手(27)、一ノ瀬拓巳選手(25)、髙見真己選手(24)の5人が挑んだ。

ブレイザーズは準々決勝までの全試合で、3―0のストレート勝ちを収め、準決勝では、プロ選手が所属するファースト(千葉)を3―2で撃破。決勝では、3連敗を喫していたシチズン時計(東京)との対戦となり、最後は、左利きの藤村選手がラリー中に、ラケットを右手に持ち替えて打ち抜く劇的な幕切れで、シチズン時計を3―2で下して優勝を決めた。

大会を通して、課題としてきたダブルスが奮闘した。藤村選手と髙見選手のペアが、試合中にコミュニケーションを取り、サーブやチキータから優位に試合を進めた。

杉井監督は全員で勝ち取った優勝だといい、「これまでにやってきたことが実り、一つの目標を達成できて感無量」と話した。

松下主将は、「みんなが喜んでくれる優勝だったのでうれしい。仲良く明るい雰囲気でやれた」と振り返った。

ブレイザーズは、11月に行われる、後期日本卓球リーグ愛媛大会の優勝などを目指して進み続ける。

初の実業団日本一を達成したブレイザーズの皆さん(卓球レポート/バタフライ提供)

初の実業団日本一を達成したブレイザーズの皆さん(卓球レポート/バタフライ提供)

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