JTが林野庁長官賞 森林×脱炭素チャレンジ
林野庁が脱炭素社会実現に貢献する企業を顕彰する本年度の「森林×脱炭素チャレンジ」の「森林づくり部門」で、「JTの森」が最高賞に次ぐ優秀賞(林野庁長官賞)に選ばれた。日本たばこ産業(JT)の社員らが2021~22年にかけて取り組んだ森林整備と年間の二酸化炭素(CO2)の吸収量が413㌧にも及ぶことが評価された。
JTの森は、各都道府県の「企業の森制度」を活用し、現在は全国9カ所で展開している。自治体、森林組合などとの連携、従業員やその家族らがボランティアで森林保全活動を通じ、地域コミュニティーと交流している。
和歌山県内では、主にJT和歌山支社が県や田辺市、地域の住民団体、森林組合と共に同市中辺路町で2005年3月から活動。熊野古道周辺の約50㌶にサクラやモミジ、コナラなど18万本を10年かけて植栽し、現在は毎年2回、下草刈り、間伐などで育成している他、作業道の整備なども行っている。
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