木工センター協同組合 60周年で記念式典

創立60周年を迎えた和歌山市小倉の和歌山木工センター協同組合(平石浩司理事長)の記念式典・祝賀会が15日、同市七番丁のモンティグレ(ダイワロイネットホテル和歌山)で開かれた。来賓、組合員ら約60人が節目を祝い、組合のさらなる発展を願った。

同組合は1962年に中小企業近代化資金助成法による県下第一号の指定団地として誕生した。同市を中心とする建具製造業者が共同作業を行い、工場の近代化を図ろうと集結。現在は32社が業界の活性化に取り組み、全国でも有数の地場産業として発展を続けている。

式典では、ことし5月に就任した平石理事長が、これまでの歩みを振り返りながら「高度成長期に誕生した団地で、当初は活気に満ち溢れていたが、時代の流れと共に状況は大きく変化した」と話し、「前理事長がさまざまな懸案事項を14年にわたり解決したおかげで、私はありがたく受け継がせていただいた。きょうは共に記念すべき日を喜び、祝いましょう」とあいさつした。

尾花正啓市長は「さらに皆さんが一丸となって70年、100年しっかりと支え発展していくことを願っている」と激励。長年の功績をたたえ、日置廣志前理事長に感謝状を贈った。

また、記念講演会も開かれ、シドニーオリンピック柔道100㌔超級銀メダリストの柔道家、篠原信一さんが登壇。「柔道を通じて」をテーマにオリンピックのことや、現在取り組んでいる地域での活動についてなど楽しいトークを繰り広げ、会場は笑いに包まれた。

記念式典に出席した皆さん

記念式典に出席した皆さん

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