和歌の浦の自然風景 中山さん還暦写真展

和歌山市和歌浦南の中山勝裕さん(59)の還暦記念写真展「モーニングショット和歌の浦」が10月1日まで同市古屋のティーズカフェで開かれている。中山さんは「和歌浦って素晴らしい所。写真展を楽しんでもらい、和歌浦にも足を運んでもらえたら」と話している。

中山さんは和歌浦で生まれ育ち、総合建設業の良誠工業㈱(同市松江北)の代表取締役社長を務める。2022年には「和歌祭四百年式年大祭」の実行委員長に就任、24年に行われる「和歌の聖地和歌の浦1300年記念大祭」の実行委員長も務める。

写真は、12年ごろから日課にする早朝のジョギングやウオーキングで出合った景色をスマートフォンやコンパクトデジタルカメラでほぼ毎日撮影したもの。撮った写真をフェイスブックで発信したことがきっかけとなり、4年前に初めて個展を開いた。来月に還暦を迎えることから、祝いも兼ねた写真展の開催を決めた。今展では前回の個展以降に撮影した中から選んだ16点が並ぶ。

中山さんが「虹はよく見るがここまで大きいのは初めて見た」と話す、和歌浦から下津にかけて架かった大きな虹や、スーパームーンの明るさが残る朝方の不老橋、蓬莱岩の穴の向こうに昇る太陽など、日々変化する和歌浦の風景を写している。

中山さんは40歳の時、健康のために運動しようとジョギングとウオーキングを開始。新和歌浦から片男波の一番端までの往復約5・5㌔をほぼ毎朝通い、写真を撮ってフェイスブックに上げることが日課となった。「投稿するうちにフォロワーの間で一番にコメントをするとその日は良いことが起きると言われるようになった」と笑顔で話す。

中山さんは「朝は自分にとって一番大事な時間。歩きながら仕事や祭りの考え事をするとリフレッシュされ、良い考えが浮かぶ。これからも続けていきたい」と話している。

午前11時から午後5時まで。毎週月火曜と第4日曜が休み。問い合わせはティーズカフェ(℡073・460・4715)。

 

和歌浦の景色を紹介する中山さん㊨と孫の清原萌仁香さん

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