和歌山市副市長に犬塚氏 9月市議会が閉会

和歌山市議会9月定例会は29日、新婚世帯への住宅費用の補助の拡充や災害復旧事業などを盛り込んだ約14億7000万円の2023年度一般会計補正予算案をはじめ、提案された23議案を可決、同意して閉会した。

追加提案された人事では、富松淳副市長の辞任に伴い、犬塚康司市長公室長(59)が10月1日付で後任の副市長に就任することが同意された。

犬塚氏は立命館大学理工学部を卒業し、1986年に市職員に採用。財政課長、政策調整部長などを歴任し、2019年4月から市長公室長を務めてきた。

犬塚氏の後任の市長公室長には、奥山由佳企画政策部長(56)が就任する。これにより、市職員一般職の最上位である局長級14人中、女性が過去最多の4人となる。

また市議会は「アフターコロナにおける和歌山市内の飲食店の利用促進に関する決議」を可決。市内飲食店は現在も、コロナ禍以前の需要回復に至らず、営業存続の危機が続いているなどとして、市議会として市民に市内飲食店を積極的に利用するよう呼びかけ、飲食業界、ひいては地域経済の活性化のために取り組むことを表明した。

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