うまい話に「チュー」イ ネズミくんら啓発

11~20日の全国地域安全運動実施期間に合わせ、和歌山県警生活安全課と和歌山西署は7日、和歌山市毛見の和歌山マリーナシティで特殊詐欺被害防止の啓発活動を実施した。

ことし2月、特殊詐欺被害防止広報大使に就任した若い世代に人気のロックバンド「キュウソネコカミ」のマスコットキャラクター「ネズミくん」と県警察マスコットキャラクター「きしゅう君」がダブルチームを組んで県内各警察管内を巡るツアー型の特殊詐欺防止広報啓発活動の一環。

ネズミくんときしゅう君が「特殊詐欺ぶっとばす!」と書かれたポケットティッシュやチラシを来場者に配布し特殊詐欺撲滅や闇バイト禁止をアピールした。

警察官の人事採用に関するブースでは、交通指導課の櫻井勇太巡査部長が趣味の手品を披露した。

1000円とハズレの二つが書かれたカードを計8枚用意し、来場者にランダムに4枚を選んでもらった。開くとなぜかハズレばかりで、櫻井巡査部長は「1000円がそろうようなうまい話はない。詐欺に気を付けてください」と笑顔で話した。

和歌山市から家族で来場した川口達矢さん(37)は「マジックを見てうまい話には気を付けようと思った。自分の両親は大丈夫だと思っていたが、電話がかかってくることも多いので気を付けたい」と話した。

生活安全企画課の川端宏季警視は「特殊詐欺被害防止のチラシを持ち帰ってもらい、親世代などに見てもらえたら。今は20、30代の被害も増えている。自分ごとと捉えて意識してほしい」と話した。

11日は海南署、14日は生活安全課と和歌山東署、北署、19日は岩出署がそれぞれ啓発活動を行う。

チラシ配布で特殊詐欺防止をアピールするネズミくん

チラシ配布で特殊詐欺防止をアピールするネズミくん

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧