流派超え観客魅了 華やかに舞踊の祭典

和歌山県新舞踊連盟(大江嘉幸会長)が主催する「舞踊の祭典」が8日、和歌山市の和歌山城ホールで開かれ、8団体の45人が趣向を凝らした42曲を披露した。

同連盟は1992年に発足。今回で16回目の開催となり、日々研さんを重ねている舞踊団体が流派を超えて集った。

開会のあいさつで、大江会長は「新舞踊は、動と静のエネルギーが融合された舞台芸術。きょうは、ぜひその魅力を感じてもらいたい」、尾花正啓市長は「さまざまな祭りが復活し、私は盆踊りが大好きだが、この舞踊の祭典は芸術の域。存分に堪能し、文化の秋を楽しんでいただければ」と呼びかけた。

舞台は、華やかな「末広の舞」で幕開け。93歳の出演者もおり、演歌や歌謡曲、民謡などに合わせ、息の合った夫婦による舞、和傘や刀などの小道具を交えた踊りなどを次々と披露。来場者は体の隅々まで神経が行き届いた優美な動きに見入っていた。

扇を使った晴れやかな祝いの舞も

扇を使った晴れやかな祝いの舞も

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