フレイル予防でポイント 紀の川市がアプリ

65歳以上の市民に自発的にフレイル予防や健康増進に取り組んでもらおうと、紀の川市はスマートフォン向けアプリケーション「きのかわフレイル予防ポイント」の配信を開始した。アプリから参加登録をして、地域集会所で体操活動などを行うとポイントが付き、一定数をためると、抽選でさまざま景品が当たる。

フレイルとは、年齢を重ねて心や体の機能が弱くなってきた状態のこと。悪化すると、要介護状態に進む恐れがあり、早めに気付いて予防することが大切とされている。

市は、地域の集会所などで行うご当地体操「紀の川歩(てくてく)体操」の実践や、NPOフレイルサポート紀の川と協力したフレイルチェックなど、フレイル予防の取り組みを推進している。

アプリのポイントは、地域の集会所などでの体操活動(てくてく体操・シニアエクササイズ)への参加で50ポイント、ウオーキングで1~10ポイント、毎日のセルフチェック(運動、栄養・口腔、社会参加)で1ポイント、介護予防イベントやボランティア活動への参加で10~200ポイントなどがたまる。

スマホから取得する情報を元に、フレイルリスクの分析を行い、状態に応じたアドバイスも表示される。

参加は無料で、スマホアプリ「健康マイレージ」をダウンロードして登録。参加には、ダウンロード後に、団体コード「knkw」の入力が必要。

景品の抽選は3期に分けて行い、1期は2024年2月29日まで、2期は24年3~12月、3期は25年1~12月を予定している。

 

配信中のアプリの画面(紀の川市提供)

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