県立高校定員変更なし 粉河など系で募集

和歌山県教育委員会は10月31日、2024年度の県立高校募集定員を発表した。全日制(29校4分校)は162学級6480人、定時制(7校)は14学級495人で、いずれも前年度と同じ。全日制の定員は前年度の増加を含め、3年続けて減少なしだった。

県教委県立学校教育課によると、来春卒業見込みの県内の中学3年生は前年より約40人減少する見込みだが、「和歌山の子どもは和歌山で育てる」方針から、募集定員は緩やかに設定し、今回は増減なしとした。

学級数、定員は変わらないが、全日制は貴志川・人間科学科(1学級)の募集停止に伴い、同校普通科を1学級増やし、串本古座・普通科(3学級)を未来創造科に改編する。

粉河、海南、笠田では、複数の学科をまとめ、系として一括で募集する。前年度に箕島で始めた方式で、計4校での実施となる。県立中学校からの進学者を受け入れる向陽・環境科学科、桐蔭・普通科、田辺・自然科学科の各2学級、橋本・普通科、日高・総合科学科の各1学級の募集は行わない。通信制(3校)は定員を定めない。

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