仮装し「きしゅう君の家」へ 松江地区で

10月31日の「ハロウィーン」に合わせ、和歌山市の松江地区で28日、児童と保護者、地域住民らが仮装して街を掃除するイベントが開かれた。

約150人が参加し、カボチャや魔女の扮装(ふんそう)で地域を清掃。地図を見ながら「きしゅう君の家」を探訪。「トリックオアトリート!」を合言葉にお菓子をもらった。

松江小学校PTAなどが主催。子どもたちが不審者につけられたり、事故や体調を壊すなど危険な時に助けを求める「きしゅう君の家」を周知させるのが目的。また、地域の人からお菓子を受け取ることで交流を図ろうと行われた。また同校グラウンドで市PTA連合会が推奨するスポーツ「モルック」で絆を深めた。

参加者は火箸でたばこの吸い殻や、ペットボトルなどのごみを拾い集めた。児童らは途中すれ違う人に「こんにちは」と元気にあいさつ。お菓子をもらう「きしゅう君の家」の一つ、同市松江中の松江春日神社を訪れた児童らは、閏野(うるの)浩志宮司(62)に「トリックオアトリート!お菓子をくれないといたずらするぞ!」と大きな声で伝え、一人ずつお菓子を受け取った。閏野宮司は「地域が盛り上がっていいことだと思う」とにっこり。眞下雅美PTA会長(42)は「今回初開催し、街の探検とごみ拾い、安全、地域交流などが詰まった欲張りな企画で盛り上がった。今後も続け、きしゅう君の家が増えるように啓発していきたい」と話した。

春日神社でお菓子をもらう子どもたち

春日神社でお菓子をもらう子どもたち

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