「今が一番おいしい」 有田市認定みかんPR

和歌山が誇る特産品「有田みかん」の中でも、プロによる厳しい審査によって選ばれる高品質ブランド「有田市認定みかん」が旬を迎えている。ことしは特に出来が良く、市の担当者は「味が濃く、甘味と酸味のバランスがよく、今が仕上がった状態です」とPRしている。

2010年度に制度を開始した認定みかんは、市内の認定園地で栽培され、糖度12度以上、酸度1%以下などの品質基準を充たし、さらに東京などに店舗を持つパティシエの鎧塚俊彦さんを審査委員長、ソムリエの野豊さんを副委員長とする、味覚のプロたちによる厳しい食味審査に合格して初めて認定される。

有田みかん全体の数%しか認定されず、21年度産では出荷量は254㌧で、市全体の出荷量2万1200㌧のわずか1・2%にとどまっている。

認定みかんの知名度アップを図ろうと、市職員とマスコットキャラクター「あり太くん」が各地でPR活動を展開中。わかやま新報本社には市ふるさと創生室の宮﨑仁美係長、吉田猛主任が訪れた。

ことしは夏場の気温が高く、雨が少なかったことで、木に適度なストレスがかかり、甘みが特に強いという。大阪の百貨店などでも好評で、来場者は顔をほころばせて味わっているとのこと。吉田さんは「今が一番おいしい時季です。間違いない味です」とアピールしている。

認定みかんは、市ホームページに生産農家の一覧を掲載している他、有田箕島漁協直営市場「浜のうたせ」、市ふるさと納税の返礼品で入手できる。

有田市認定みかんをPRする「あり太くん」㊥と宮﨑さん㊨、吉田さん

有田市認定みかんをPRする「あり太くん」㊥と宮﨑さん㊨、吉田さん

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