「誰か」のことじゃない 人権週間で啓発

「第75回人権週間」が4日にスタートし、和歌山市のJR和歌山駅前では和歌山地方法務局などの職員26人やマスコットキャラクターが、人権について理解を深めてもらおうと街頭啓発を行った。

国は、国連が「世界人権宣言」を採択した12月10日(人権デー)までの1週間を人権週間と定め、全国的に啓発活動を実施している。

同駅では、午前7時半から県や市の職員、人権擁護委員ら約30人が、「『誰か』のことじゃない」と書かれた標語入り除菌ウェットティッシュ1500個を配り、「誰もがお互いの人権を尊重し合い、思いやりの心で相手のことを考えてみませんか」と呼びかけた。

人権週間には特設人権相談所を開設するなど、人権への理解促進に向け活動を行っている。

人権に関する困り事、悩みがあれば相談窓口で受け付けている。相談は無料、秘密は厳守される。

みんなの人権110番(℡0570・003・110)▽子どもの人権110番(フリーダイヤル0120・007・110)▽女性の人権ホットライン(℡0570・070・810)=受け付けは月曜~金曜日(29日~1月3日・休日を除く)午前8時半~午後5時15分――。

面談による相談は和歌山地方法務局人権擁護課(同市二番丁)で実施。

問い合わせも同局人権擁護課(℡073・422・5131)。

 

啓発グッズを配る参加者

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