西脇が男女で全国へ 中学駅伝、17日号砲

西脇中学校駅伝部(和歌山市西庄、森端哲哉顧問)は田辺スポーツパーク(田辺市上の山)で開かれた県中学校総体で男女とも優勝を果たした。男子は県史上初の4連覇。女子は2年連続4回目の優勝。アベック優勝は、県で20年以上ぶりに同校が達成した昨年に続き、2年連続となった。同校駅伝部は17日、希望が丘文化公園(滋賀県竜王町)で行われる第31回全国中学校駅伝に、男女で県代表として出場する。

西脇中駅伝部には男子16人、女子12人が所属している。県中学校総体は11月18日に開かれ、男子36校、女子27校が出場した。

 

県総体を制し全国へ出場する西脇中学校駅伝部の皆さん

 

男子は全6区間の計18・1㌔。西脇中は1時間55秒を記録し、2位の白浜中に2分以上の差をつけて圧倒した。2区の土居将豪さんは9分56秒、3区の稲田来絆(らいき)さんは9分49秒、4区の根耒勲治郎(いさじろう)さんは10分05秒で区間賞を獲得した。

女子は全5区間の計12・1㌔を走った。西脇中は45分52秒を記録。2位の海南中に約1分の差をつけた。2区の小原漣音(おはらなぎさ)さんは7分15秒、3区の小久保花恋さんは7分34秒で区間賞に輝いた。

西脇中は県大会に向けて、足の筋力強化に重点。会場は高低差が大きいことから、学校周辺の坂道での練習などに力を入れてきた。

男子1区を走った3年生の高橋利旺さん(15)は、「日頃の練習からジョグを増やすなど頑張ってきた。チーム全員でつかんだ優勝だった」と笑顔。森端顧問(48)は「モチベーション高く練習に取り組んでいたので、やってくれると思っていた」と振り返った。

全国中学校駅伝は16日に総合体育館(滋賀県野洲市)で開会式、17日に競技が行われ、各都道府県の代表1校(開催県の滋賀は2校)の計48校が出場。西脇中の3年生は中学生活最後の大会となる。

3年生の松本華波さん(15)は「一人ひとりが全力を出し切って楽しんで走りたい。寒さに負けず、走り込んで体力をつける」と意気込んでいる。

森端顧問は「(部員は)日頃、一生懸命に努力している。結果にとらわれず、楽しくゴールしてほしい」と話した。

 

全国大会へ向けて走り込む男子

 

一丸となって練習を重ねる女子

 


県総体を制したメンバーは次の皆さん。

【男子】1区=高橋利旺(3年)▽2区=土居将豪(3年)▽3区=稲田来絆(3年)▽4区=根耒勲治郎(3年)▽5区=近藤愛翔(3年)▽6区=平井巧真(3年)

【女子】1区=執行颯夏(3年)▽2区=小原漣音(2年)▽3区=小久保花恋(2年)▽4区=仲井紗良(2年)▽5区=松本華波(3年)

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