小雪舞う中7000人力走 ジャズマラソン

ジャズの生演奏を楽しみながら走る「第21回和歌山ジャズマラソン」が17日、和歌山市の和歌山城周辺や和歌山マリーシティ地区で開かれ、小雪が舞う中、県内外から集まった7379人のランナーが快走した。

ハーフ、10㌔、5㌔、3㌔、2㌔ジョギングで行われ、ハーフ部門のスタート地点は和歌山城前のけやき大通り。城周辺から築港、雑賀崎方面に抜けて和歌浦湾沿いを走り、ゴールの和歌山マリーナシティを目指した。

それ以外の部門の参加者は和歌山マリーナシティを発着点に、和歌浦湾沿いを走った。コースの沿道にはジャズのライブステージが設けられ、駆け抜けるランナーを応援した。

大会前日の和歌山市の最高気温は20度を超えていたが、当日の最高気温は10・8度と、一気に冷え込んだ。この日は市内で初雪を観測。強風が吹き、真冬並みの体感の中、参加者は寒さにも負けず、緑豊かな山並みと、大海原がおりなす自然美や歴史文化にふれながら走り抜けた。

ハーフに出場した高野町の関口翔太さん(23)は「初めてのマラソンで足が棒です。雑賀崎を下りた辺りから足が動かなくなって。でもここで諦めたら今後、壁にぶち当たったとき乗り越えられないと、人生を重ねながら走った。ゴールできて良かった」と晴れやかだった。

同大会にゲストランナーとしてハーフや3㌔、2㌔などに参加した、ランニングアドバイザーでモデルの三津家貴也さんは「山を下りたら海が広がる景色できれいだった。和歌山の皆さんの応援が温かく、幸せな気持ちになれた」と笑顔だった。

ゴールを目指すランナーたち

ゴールを目指すランナーたち

関連記事

同じカテゴリのニュース一覧